サーバー移行で移転作業は2回以上
ホームページ引っ越しの段取りをご覧になられたお客様から、ときどき質問いただくのですが、当社のサーバー移行は、サーバー移転作業を2回に分けて、または、同じようなサーバー移転作業を2回以上繰り返して行っています。
このうち、移転作業を2回に分ける方は、住居の引っ越しで荷物を2回に分けて運搬することもあるので、なんとなくイメージもわくと思われますが、同じような移転作業を2回以上繰り返すのは、住居の引っ越しではやらないので、なかなかイメージしずらいかもしれません。
どちらにしても、サーバー移行で移転作業を2回以上するわけですが、そうする(しなければならない)理由がありますので、少し説明したいと思います。
表向きはふだん通り、裏でテスト移転
住居の引っ越しの場合、荷物は、運搬すれば引っ越し先に移動していますので、引っ越し元には存在しません。なので、引っ越し作業自体は、1回(ぶっつけ本番)です。
それに対して、サーバー移行の場合、コンテンツ(中身)は、複写(コピー)で移転することができますので、元のサーバーと引っ越し先のサーバーの両方に存在することができます。
この特徴を利用して、サイトの移行では、通常、
- 一般ユーザー向け(表向き)は、ふだん通り、元のサーバーの方から表示する
- テスト用として(裏側で)は、新サーバーの方から表示する
といった具合に、両方のサーバーを並行して使います。
これにより、テスト用サイトで何か問題が発生しても、一般ユーザーには、まったく影響しませんので、じっくり対応することができます。
(実際、文字化け等、問題が発生することも多いです。)
テスト移転から更新が少ないサイトは差分移転
テスト用サイトで問題が解決すれば、いよいよ本番のサーバー移転に入るわけですが、その際、表側の本番サイトが、テスト移転のときからほとんど更新(追加・変更・削除)されていないときは、その差分だけ移転します。
これが、サーバー移行を「2回に分けて移転作業を行う」ということです。
何度もサーバー移転を繰り返し
テスト移転で問題があったとき、すぐにそれが解決できれば良いのですが、なかなかうまくいかなくて、何度も全体のサーバー移転(試行錯誤)を繰り返すことがあります。
また、その試行錯誤中も、お客様は、表側の本番サイトで通常運営されていますので、試行錯誤に時間がかかればかかるほど、更新(追加・変更・削除)も多くて、差分の移転では対応しきれませんので、最後にもう一度、全部まとめて、本番のサーバー移転をすることもあります。
結果として、1つのサーバー移行で、サーバー移転作業が複数回になるわけです。
大まかなホームページ引っ越しの段取りは、こちらにありますが、お客様の現況に合った段取りは、「サーバー移行プラン」でお伝えしますので、[サーバー移行のための現況調査&プラン作成&お見積り]をご利用いただけたら幸いです。
また、「とりあえず相談したい」というお客様には、[サーバー移行についてのご相談]で、お答えさせていただきます。