ホームページ作成ソフト(アプリ)で作られた、いわゆる普通のWebサイト(ホームページ)は、HTMLという言語で書かれたファイルでできています。そのHTMLで作られたサイトを、WordPressに移行(ワードプレス化)したいという要望も数多くいただいています。
その主な目的は、
- 自社(自分)でサイトの運営をしたい
- スマートフォン(スマホ)対応したい
の2つです。
自社(自分)でサイトの運営をするため、WordPressに移行
HTMLで作られたサイトを更新(ページの追加・変更・削除)する際は、Adobe Dreamweaver(ドリームウィーバー)やホームページビルダーのような、ホームページ作成ソフト(アプリ)を使うのが一般的なのですが、
- 代理店やホームページ制作会社とメンテナンス契約を結んでいる
- ホームページ作成ソフトが、自社(自宅)に無い
- ホームページ作成ソフトはあるけど、(前任の担当者が退職してしまったり、久しぶりなので忘れてしまったりとかで)使い方がよくわからない
といった理由で、更新が必要になったら、その都度、外部の代理店やホームページ制作会社等に依頼しているところも多いようです。
1ヶ月に数箇所だけ直すとか、数ヶ月に1ページ増やす程度でしたら、それでも問題ないと思われますが、
- ホームページで大切なのは、コンテンツ
- コンテンツの量と質と更新頻度で、お客様からも検索エンジンからも、評価される
という昨今、それではさすがに運営しづらいということで、自社(自分)で比較的簡単に更新(ページの追加・変更・削除)ができるWordPressに移行(ワードプレス化)されています。
スマートフォン(スマホ)対応するため、WordPressに移行
業種や顧客層、サイトのテーマによって多少異なりますが、現在、サイトを訪れる人の半分は、スマートフォン経由です。
そのため、サイトのスマホ対応が必要なわけですが、
仮に、今のパソコン用サイトとは別に、スマホ専用サイトを作ってしまうと、将来、運営コストが2倍近くになるのは容易に想像できますし、
かと言って、今の、パソコン向けに最適化されたHTMLサイトを、パソコンとスマホの両方で見られるようレスポンシブウェブデザインに変更するにのは、ゼロから全部作り直すより難儀です。
そこで、どうせ作り直すなら、WordPress化して、レスポンシブウェブデザインにしたり、ツール(プラグイン)を使って、パソコンにはパソコン用ページを、スマートフォンにはスマホ用ページを表示するよう制御するのが、現実的な選択肢になってきます。
HTMLサイトをWordPressに移行する手順
HTMLファイルのサイトを、WordPressで管理できるようにするために移行(ワードプレス化)する手順は、大きく分けて、次の2つのステップになります。
- WordPress制作
- WordPressでサイト(入れ物)を新たに作り直し(リニューアル制作)
- コンテンツ編集&入力
- 既存のHTMLファイルのコンテンツを、1つずつ、必要に応じてコードの変更をしながら、WordPressに入れていく
それぞれ、もう少し詳しく説明していきます。
WordPress制作
WordPressでサイト(入れ物)を新たに作り直し(リニューアル制作)するための、具体的な作業項目は、移行先サーバーの仕様によっても若干異なりますが、おおよそ下記のようなものです。
- テスト環境を作成
- データベース設定
- WordPressのインストール&初期設定
- テーマのインストール&設定
- 必須プラグインのインストール&設定
- テーマとプラグインの設定によるレイアウト
- ウィジェット設定
- 必要に応じて、コーディングによるカスタマイズ
- テスト環境を本番環境に変更
デザイン(画面レイアウト、ページ構成、見た目のデザイン等)は、現行のHTMLサイトにできるだけ似せることもできますし(コーディングによるカスタマイズになります)、まったく新しくすることもできます。
ちなみに、このWordPress制作にかかる時間や費用を節約する秘訣は、
- 自分のイメージに合ったテーマを、じっくり選ぶ
- できるだけ、コーディングによるカスタマイズをしない
です。
より詳しくは、制作を始める前に、お伝えしています。
コンテンツ編集&入力
「入れ物」がある程度できあがったら、次は、その中に、既存のHTMLファイルのコンテンツを、1つずつ、必要に応じてコードの変更をしながら、WordPressに入れていきます。
コンテンツ編集&入力にかかる時間や費用は、ページ数や、各ページのボリュームと難易度に、ほぼ比例しますので、これを節約する秘訣は、
- 移行対象ページを減らす
たとえば、リニューアルオープン時に必ずしも無くても良いページは、あえて移行しないで、オープン後に、作り直す - 複雑なページはシンプルに書き換える
たとえば、HTMLのTABLEは、どうしてもTABLEでなければならないところ以外では使わない
です。
これも、より詳しくは、移行を始める前に、お伝えしています。
HTMLサイトのWordPress移行の代行
WordPressを使ったホームページ制作は、書籍も豊富にありますし、インターネット上にもたくさんの情報がありますので、時間をかけて勉強すれば、誰にでもできます。既存のHTMLファイルのコンテンツをWordPressに入力するのも、手間はかかりますが、慣れれば簡単にできるかもしれません。
ただ、専門外の、WordPressサイト制作や既存コンテンツの入力し直しに手間と時間をかけるより、専門の会社に任せて、その間、新たなコンテンツ(中身)の作成に時間をかけた方が、効率的と思われます。
[ホームページ引っ越しサービス]では、HTMLで作られたサイトをWordPressに移行(ワードプレス化)するために必要な作業の代行も承っておりますので、どうぞご利用ください。
HTMLファイルのサイトをWordPress化の事例・お客様の声
HTMLサイトをWordPress化する場合は、詳しく調査してからでないとお見積りするのが難しいので、移行費用概算見積り(無料)では対応しておりません。恐れ入りますが、現況調査&プラン作成&お見積り(有料)をご利用ください。