ホームページの「中身」を管理する、CMS(Contents Management System:コンテンツ管理システム)のなかには、特定の環境でしか動かない特殊なものがあります。
その主な特徴は・・・
- 自分で簡単に更新できるという、ホームページ作成サービスのうち
- ドメイン、レンタルサーバー、CMS利用、ホームページ作成サポートの契約が、分かれていなくて
- 一般的に、初期費用は低額または無料で、月々の費用が比較的高額なことが多い
・・・といったものです。
ホームページリース契約でよく見かけますが、ホームページリースを批判しつつ自社サービスをアピールしているホームページ作成サービスでも、実は、その会社独自のCMSが使われていたりします。
すでにそのホームページ作成サービスでサイトを公開しておられる会社も多数あり、こういった契約に満足していて、サーバー移転などまったく考えないのであれば、それでもなんら問題はありません。
しかし、何かのきっかけで、いざサイトを別のサーバーに引っ越したいと考えたとき、このCMSは、一転、手かせ足かせになり、身動きが取れないことに気づかされます。
理由は、そのCMSを他のレンタルサーバーに移転することができないからです。
たとえば、「よくある質問」で「解約したらホームページはどうなりますか?」という項目を調べてみると、ほとんどの場合、
ホームページは無くなります。
解約後、他のサーバーへの持ち出しが可能なのは、
- 独自ドメイン(URL)
- コンテンツ(ページの文章や画像)
- オリジナルのヘッダー画像
だけです。
コンテンツを簡単に持ち出す仕組み(FTPやエクスポート機能)は、ありません。
といった回答が載っているはずです。
ホームページを引っ越ししたいと考えるのは、なんらかの不満があるときですから、「できない」と言われてしまうと、よけい嫌になってしまいますよね。
制作会社独自の汎用的でないCMSからの脱出オプション
そういった状況で、サーバー移行したい場合、どうするか?
当社では、単純な「引っ越し」ではなく、「サイト移築」を提案しています。
具体的には、
全ページを1つずつHTMLベースで取得し、必要に応じて修正して、新しいサーバーに移す
ことです。
歴史ある建物を別の場所に移す際、いったん解体してから運び出し、新しい場所で組み立て直すイメージです。
さらに、ご希望があれば、
WordPressのような汎用的なCMSで「入れ物」を作り直し、そこに1つずつ「中身」を入れていく
ことも行っております。
これなら、後々の運営が楽になります。
特定の環境でしか動かない、制作会社独自の汎用的でないCMSから脱出するための「サーバーの移築」は、状況によってその作業の内容と量が大きく異なりますで、オプション料金は、[サーバー移行のための現況調査&プラン作成&お見積り]にて、お見積りさせていただきます。