サーバー移転を友達に頼むこと

自宅の引っ越しを友達に手伝ってもらうことは、よくある話です。一人暮らしで、荷物もそれほど多くなければ、軽トラックやワゴン車を借りて、友達と二人で(数人で)作業すれば、早いですし、引っ越し費用も安くすむと思われます。

同じ発想で、Webサイトのサーバー移転を、ホームページ制作に詳しい友達に頼む方も、けっこういらっしゃるようです。自宅の引っ越しと違って、二人で一緒に移転作業をするというよりは、友達に全部お任せする、というケースが大半のようですが、それでも、サーバー移転がちゃんと完了するなら、何も問題はありません。

ただ、ときどき、

サーバーの移転を、友達に頼んだけど、なかなか進まなくて・・・

というご相談をいただくことから推察すると、自宅の引っ越しのようにはスムーズにいかないことも多そうです。

サーバー移転作業よりも、調査と準備に時間がかかる

サーバー移行は簡単?]にあるように、自分でゼロから作ったホームページを、自分で移転するのは、いくつかのポイントさえ注意すれば、それほど難しいことではありません。

自分が作ったホームページですので、現在の状況は頭に入っていますし、移転準備と言っても、そのほとんどは、バックアップ等、ふだんのサイト運営の延長ですので、それほど時間をかけなくても、移転の実作業を始められます。

なので、友達から移転作業を頼まれたときも、その感覚で、簡単だと思って、快諾するのかもしれません。

ところが、初めて見る、他の人が作ったサイトの、現況調査をしたり、移転の準備をしていると、そのこと自体が大仕事で、想像以上に時間がかかることがわかってきます。
友達の自宅の引っ越しの手伝いのように、休日を1日つぶせば済む話ではないことに気づき、ついつい後回しにしてしまって、サーバー移転が進まなくなってしまうのでしょう。

すぐにできないのが普通、できたらラッキー

友達にサーバー移転を頼んだとき、もし最後まできちんとやってくれたとしたら、それは、その友達がたまたま移転作業に慣れている人だったか、もしくは、そうとう粘り強い人だったということですので、自分は凄くラッキーだと思って、友達には当初予定の二倍以上の御礼をしましょう。間違いなく、それだけの価値はあるのですから。

逆に、できなかったとしても、それは、友達が悪いわけでも、技術力が低いわけでもなくて、初見のサイトなのですから、それが普通なのです。いったん快く引き受けて、着手してくれただけでも、ありがたいと思って、御礼をしましょう。
そして、気持ちを切り替えて、[ホームページ引っ越しサービス]の利用をご検討ください。