サーチコンソール「パンくずリスト問題」WordPressテーマTCDの場合

2020年1月22日以降、Google Search Console から、
サイト ○○ で「パンくずリスト」の問題が新たに検出されました
というタイトルのメールが届くようになりました。

このメールは、Official Google Webmaster Central Blog の
Sunsetting support for data-vocabulary
でアナウンスされていたもので、
大ざっぱに言うと、

2020年4月6日以降、構造化データのスキーマ(枠組み・仕様)としては、
data-vocabulary.org マークアップは対象外とする
schema.org マークアップのみ対象とする
ので、現時点で data-vocabulary.org を使っているサイトは、それまでに schema.org と置き換えるように

というものです。

これに関して、当[ホームページ引っ越しサービス]の「WordPress移行」で、

  • ブログサービスからWordPressへ移行
  • MovableTypeをWordPressへ移行
  • HTMLサイトをWordPress化
  • ホームページ制作会社独自のCMSで管理しているサイトをWordPressへ移行
  • WordPressサイトの新規制作

をされたお客様から質問をいただきまして、個別に返答もしているのですが、このコラムでもお知らせします。

WordPressテーマTCDの場合

当[ホームページ引っ越しサービス]を運営している有限会社サーブは、WordPressテーマTCDの複数の特別ライセンス取得者ということもあり、WordPressテーマTCDを使っているお客様も多いです。
そして、そのWordPressテーマTCDが、今回話題となった data-vocabulary.org を使用していました。

Google Search Console からのメッセージということもあり、「できるだけ早く対応したい」というお客様もいらっしゃいましたが、すべての方に、次のようにお伝えしています。

WordPressテーマTCDを使用しているお客様への返信内容(要約)

調べたところ、どのTCDテーマも、data-vocabulary.org を使っているのは、breadcrumb.php だけのようです。
なので、子テーマを作って、または、親テーマを直接変更して、対応することは可能です。
ただ、それによって、どこか他の所に影響が及ぶ危険性はゼロではありません。

これほど大きな問題ですので、WordPressテーマTCDの開発元の株式会社デザインプラスも、当然、把握しているはずです。
そしておそらく(推測ですが)、本件に対応したバージョンアップがリリースされると思われます。
株式会社デザインプラスへは、それがいつ頃になりそうか、問い合わせ済みです。
(補足:対応方針が決まり次第、連絡いただけると、さきほど返信がありました。)

期限の2020年4月6日までは、まだ時間がありますので、十分、間に合います。
WordPressテーマTCDをお使いの方は、現時点では、無理に修正とかはしないで、しばらく待つのが良いでしょう。

他のWordPressテーマを使用している場合

TCD以外のWordPressテーマを使っている方は、まずは、そのWordPressテーマの開発会社(者)の公式サイトのアナウンスを確認してみましょう。
もしアナウンスが無い場合は、問い合わせてみことを、おすすめします。

WordPress以外の場合

WordPressサイト以外で、今回のメールが届いた場合は、とりあえず、そのサイトの制作会社(者)に相談してみましょう。