サーバーのバックアップとプラグインのバックアップは重ならない?
- 「WordPressのバックアップは目的に応じてツールの使い分けを」の、「サーバー機能によるバックアップ」と「1.すべてを対象としたプラグインによるバックアップ」は同じではないですか?バックアップから復元するとき、重ならないのですか?
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「サーバー機能によるバックアップ」と「1.すべてを対象としたプラグインによるバックアップ」は、タイミングによっては同じ内容になることもありますが、通常は世代が異なります。
バックアップから復元するときは、まずは新しい方(最新世代)を使います。
「WordPressのバックアップは目的に応じてツールの使い分けを」に準じて、バックアップの設定を代行させていただいたお客様からの質問です。
まず、「サーバー機能によるバックアップ」と「1.すべてを対象としたプラグインによるバックアップ」のバックアップデータ内容ですが、たとえば、「サーバー機能によるバックアップ」を毎日未明に自動実行していて、朝一番に「1.すべてを対象としたプラグインによるバックアップ」を手動実行した場合は、(ログをデータベースに保存していなければ)ほぼ同じです。
バックアップから復元する際は、(ログをデータベースに保存していなければ)どちらを使っても大差ありません。
ところが、朝一番に、たとえば、新しい記事を投稿したり、過去のページを変更した後に、「1.すべてを対象としたプラグインによるバックアップ」を手動実行した場合は、それが最新世代のバックアップデータとなり、未明に自動実行した「サーバー機能によるバックアップ」は、朝一番の投稿や変更が反映されていない、1つ前の世代のバックアップデータということになります。
ログをデータベースに保存している場合も、同様です。
なので、バックアップから復元するときは、まずは新しい方(最新世代)を使います。
そして、最新世代で問題が解決できなかったときは1つ前の世代、それでもダメならその前の世代、というように遡って行くのが一般的です。