WordPress移行プラグインを使わない理由
WordPressは、世界中で多くの人達に使われている CMS(Contents Management System:コンテンツ管理システム)で、ワードプレスで作ったWebサイトのサーバー移転をする人も相当数いると思われ、そのため、専用のWordPress移行プラグインも、いくつかあります。
ワードプレスサイトを引っ越しするときに必要な細かい作業のほとんどを、自動でしてくれるプラグインですから、非常に魅力的です。
どれも海外製のため、表記は英語ですが、使い方を日本語で解説したページもたくさんありますので、自力でサーバー移転するときに利用されている方も多いようです。
WordPress移行プラグインを使わない理由
それらワードプレス移行プラグインは、[ホームページ引っ越しサービス]でも、もちろん試用してみましたが、現在、[WordPress移行]オプションでは、どのプラグインも使わないで、WordPressの標準的な移行方法で行っております。
その理由は、
- サーバーの環境によって、うまく動かないことがある
- データベースサイズが大きいと、うまく動かないことがある
- 競合を避けるために、ワードプレスで稼動中の他のプラグインを停止する必要があるのですが、本番環境では、なかなか停止できない
- WordPressの設定によっては、途中でエラーになることがある
- ほぼ自動ということは、逆に言うと、ブラックボックスなので、何か問題があったとき、原因を調べるのに時間がかかる
- 移行プラグインがうまく動かないとき、原因を調べたり、動くまでいろいろ対応するより、はじめからワードプレス標準の移行をした方が早い
などです。
実際、お客様の中には、ご自身でワードプレス引っ越しプラグインを使ってサーバー移転を試みてみたけど、エラーが出て先に進めなかったので、当社に代行を依頼された方もいらっしゃいました。
そういうこともあり、WordPressのプラグインは、どれも素晴らしくて、当社もいろいろ使わせていただいていますが、WordPress移行プラグインについては、万が一のことを考えて、使わないようにしています。
個人の趣味のワードプレスサイトでしたら、ご自身の都合の良いときに他のプラグインを停止できますし、万が一のときも影響は限られますので、Googleで、「WordPress移行プラグイン」とか「ワードプレス移行プラグイン」といったワードで検索すれば、いくつか出てきますので、それらを、自己責任で使うのは、良いでしょう。(バックアップは、忘れずに!)
ただ、法人のWordPressサイトや、個人が収入を得るために運営しているワードプレスサイトの場合は、WordPress標準の移行をされることを、おすすめします。