サーバー移転時の文字化け
Webサイトのサーバー移転の際、稀に、はまってしまうのが、ページの表示が文字化けすることと、文字化けの影響で画像等が表示されなくなることです。
文字化けの主な原因としては、
- 移転元サーバーと移転先サーバーの文字コードが違う
- FTPクライアントソフト(アプリ)の文字コード設定が違う
- CMS(Contents Management System:コンテンツ管理システム)の文字コードの問題
- 移転元データベースと移転先データベースの文字コードが違う
- フォルダ名(ディレクトリ名)や、HTMLファイル名に、全角文字を使っている
- 画像やPDFのファイル名に、全角文字が含まれる
などが挙げられますが、これらがいくつか絡み合っていることも、ときどきあります。
ちなみに、サーバー会社でも、公式には、
ファイル名やフォルダ名に使える文字は、半角アルファベットと、半角数字と、半角の「-」(ハイフン)「.」(ピリオド)「_」(アンダーバー)だけです。
といった記載をしているところが多いようです。
ふだんは、フォルダ名やファイル名に全角文字を使えているにもかかわらず、こういった記載があるのは、おそらく、全角文字に関係する様々なトラブルに対応しきれないためと思われます。
そのため[ホームページ引っ越しサービス]では、[サーバー移行のための現況調査&プラン作成&お見積り]の際に、全角のファイル名やフォルダ名の有無を詳しく事前調査するのはもちろんのこと、本番の移転前に、テスト移転をすることで、文字化けしているかどうか確認しています。
また、事前調査の段階で、全角文字ファイルの数が少ない場合は、お客様ご自身に、全角のファイル名やフォルダ名のものを半角英数字に変更していただくこともあります(それが一番早くて確実で、サーバー移転費用も抑えられるからです)。
全角のファイル名やフォルダ名は、トラブルの原因になりますので、サーバー移転(ホームページ引っ越し)をするしないにかかわらず、これを機に、半角英数字に変更されることを、おすすめします。