サイト移行後、インデックスカバレッジのサーバーエラー(5xx)

サイト移行してから1週間くらい経ったお客様から、

Google Search Console から「『インデックスカバレッジ』の問題が新たに検出されました」という通知が届きました。移行前は出ていなかったので、先日の移行の影響ではないでしょうか?

との問い合わせをいただきました。

これまで何も問題が無かったのに、突然、見たことも無い通知が出たら、誰でも一番に疑うのは、直近に行った変更。今回は、それがサイト移行(URLはそのまま、別サーバーへ移転)でした。

そのため、お客さまから、Google Search Console のスクリーンショットを送っていただいたりして、調査しました。

サイト移行を検討中の方や、サーバー移転後(含・自分で移行&他社が代行)に同じ通知が出ている方の参考になると思いますので、ご紹介します。

インデックスカバレッジの調査

まず、インデックスカバレッジの内容ですが、今回は、
サーバーエラー(5xx)
でした。

インデックス カバレッジ レポート」によると、これは、

サーバーエラー(5xx): ページをリクエストしたときに、サーバーから 500 レベルのエラーを返されました。サーバーエラーの修正についてご確認ください。

とのこと。

そこで、そのエラーページのURLを見たところ・・・

エラーページの正体

今回、移行したサイトは、CMS(Contents Management System)で制作・管理されていて、それをそのまま別のサーバーへ移転したわけですが、エラーが発生したページは、どれも、その対象外。
しかも、静的なHTMLファイルではなく、何か別のCMSから動的に出力されているページでした。

その旨、お客様に報告したところ、お客様自身(現在の担当者)もそれが何かわからないとのことで、前の担当者に確認していただきました。

そこでわかったのは、

  • そのCMSは、数年前、購入を検討して使ってみたけど、結局、使わなかったもの
  • 正式なページでないので、お客様(現在の担当者)に、引継ぎもされていなかった
  • ただ、そのページは、Googleにインデックスされていた
  • 今回、それらは新サーバーへ移転していないので、Googleがエラーと判断した
  • それで初めて、そのページの存在が明るみになった

ということです。

エラーが発生したページは、どれも正式なページではありませんので、昔のCMSは復活させることなく、Google Search Console の「URL 削除ツール」で、対応していただきました。