サーバー移行で、サーバーのパスワードが不明なとき
サーバー移行が可能かどうか判断するための、2つめのチェック項目は、サーバーの管理画面にログインできるか否かです。
ここで言うサーバーというのは、一般的には(大手企業やIT企業、その他特殊なケースを除けば)、
- ホームページを置いて一般公開する、Webサーバー
- メールのやり取りを行う、メールサーバー
- CMS(コンテンツ管理システム)等のプログラム(アプリ)で使っている、データベースサーバー
で、会社(自宅)の引っ越しに例えると、それぞれ、
- 事務所(家)
- 電話設備
- 倉庫
といったイメージでしょうか。
これらを、ひとまとめにして借りられるのが、いわゆるレンタルサーバーです。
そして、「サーバーの管理画面にログイン」できるか否かというのは、それらの場所に入る(開ける)ための「鍵」がお手元にあるか無いか、ということになります。
会社(自宅)なら、当然、社内(自宅内)にありますよね。
ところが、サーバーの場合は、意外に手元に無いことが多いようです。
そして、サーバー移行に際し、現在のサイト管理会社やホームページ制作会社に、サーバーの管理画面のID・パスワードを請求したとき、
○○なので、お伝えできません。
という答えが返ってくることも、信じられないかもしれませんが、けっこうあるのです。
先方が教えられない理由(上の○○の部分)として挙げてくるのは、大多数が「契約書に記してある」で、その他は、なんか言ってるけど意味不明な言い訳です。
サイト管理会社やホームページ制作会社の各社それぞれ、理由もあるかと思われますが、これまで見せてもらったメールから察しますと、
- 現在のサイト管理会社やホームページ制作会社が、1つのIDで、複数の顧客のサーバーを管理している
- なので、教えたくても教えられない
- 特定の顧客のサーバーだけ別のIDに移すのは、それはつまり、サーバー移転作業をするのと同じことになりますので、別途費用が発生してしまう
といった感じのようです。
サーバーのパスワードが不明なとき
サーバーの管理画面にログインできないとき、通常のサーバー移転はできませんが、サイトの移築等の方法で、サーバー移行できる場合もありますので、あきらめずに、ご相談ください。
サーバーの契約は、自社で行うことが必須
当社では、契約関係については、全て、代行はしないで、サポートのみ行っております。
その理由は、多少面倒でも、お客様ご自身で直接契約された方が、「鍵」を自社で管理することになりますし、将来、改装・増築・減築・移転等、何をするにしてもスムーズにでき、支払先とサービス提供会社(サーバー会社)が一致してわかりやすいので、結果として、お客様のためになると考えているからです。