移転先サーバー選び、UTF-8以外のサイトは文字エンコード仕様にも注意
先日、「シンプルなHTMLサイトを(ご自身で)別サーバーに移転したら文字化けが起こったので修復して欲しい」とのご相談をいただきまして、調査したところ、
- HTMLファイルの文字エンコードの種類は「Shift-JIS」
- HTMLファイル内の「meta charset」も「Shift-JIS」
- スタイルシートのファイルも文字エンコードの種類は「Shift-JIS」
- FTPでアップロードしたHTMLファイルをテキストエディタで開くと、文字化けしていない
という状況で、特に問題は無さそうなのに、
どのブラウザで見ても文字化け
していました。
移転先サーバーの文字エンコード仕様にも注意
そこで、そのサーバー会社へ問い合わせたところ、
- そのサーバー(共用サーバー)の文字エンコードは「UTF-8」のみ
- 「Shift-JIS」や「EUC-JP」には変更できない仕様
- HTMLファイルを「UTF-8」に変更して、再アップロードするしかない
- それ以上の話はサポート外
との返答でした。
それを受けて、上記のお客様は、ご自身で、ツールを使って一括変換し、今は正常に表示されるようになりました。
最近のサイトは「UTF-8」が多いですので、移行先サーバーに「文字エンコードの縛り」があったとしても気がつかない(気にしない)のですが、「UTF-8」以外のサイトの場合は、サーバー選びの段階からその仕様に注意が必要ですね。