旧ドメインがアダルトサイトに!

インターネット上の「住所」にあたる、独自ドメインは、契約期間中は、商標のように、自社(自分)が独占的に使うことができますが、契約期間満了前に継続の手続きをしないと、権利を失い、他社(他の人)が自由に取得して使うことができます。

先日たまたま、当社が何年か使っていて、昨年5月に手放した(契約を継続しなかった)独自ドメインの、旧URLにアクセスしたところ、アダルトサイトの入り口ページにリダイレクト(別URLへ転送)されて、驚きました。

転送先の画面には、

地元の女性今夜に会います

警告されます!
あなたが知っている女性を出くわします
(写真)
責任ある行動してください!
[OK]

という内容が表示されていて、もし間違って [OK] をクリックしてしまったら、その先、何らかのトラブルに巻き込まれそうなことは容易に想像できます。

しかし、その独自ドメインは、すでに他社(他の人)のものですので、明らかな犯罪でもない限り、何に使おうが、その会社(人)の自由。旧使用者でしかない当社は、現時点では、抗議することすらできません。
(交渉して権利を譲渡してもらうこともできなくはないですが、使わなくなったドメインを高額で買い戻すことはないでしょう。)

ただ、その独自ドメインを手放す前に、ある程度の対応はしておきましたので、当社のお客様や取引先にご迷惑をかけることは、おそらく無いと思われます。

独自ドメインを手放す前にしておくこと

当社が、URLが変わるサーバー移転をする前(独自ドメインを手放す前)にしたことは、具体的には、下記のようなことです。

  1. 移転の数ヶ月前から、「301リダイレクト(恒久的な転送)」を使って、旧URLへの全てのアクセスを、新URLへ自動転送
  2. 運営している全てのサイト(ページ)で、旧URLを新URLに変更
  3. 運営している全てのSNS(ソーシャルネットワークサービス)で、可能な限り、旧URLを新URLに変更
  4. お客様や取引先へ、URL変更を連絡
  5. 旧URLのサイト(ページ)へリンクしてくれていたサイトへ、可能な限り、リンク先変更をお願い

時間的コスト的なことや、一部、相手次第の項目もあるので、「可能な限り」ではありますが、これらによって少なくとも既存ユーザーに対しては、迷惑をかけなくて済みます。

絶対に不正利用されたくないドメインは、たとえ使用していなくても、手放さないで、契約を続けることをおすすめします。ただ、たくさんの未使用ドメインを持っている場合は、取捨選択も必要になってくるでしょう。

サーバー移転の告知

旧URLへの被リンクを調べる方法

サーバー移転でURLが変わる場合は、あちらこちらに影響するので、移転そのものの他にも、やらなければならないことは多々ありますが、都度、サポートさせていただきますので、ご安心ください。