WordPress移行時のキャッシュ系プラグイン
WordPressで作られたサイトを別のサーバーに移行する際、WordPressプラグインの移行の方法は2種類ありますが、その例外として、[ホームページ引っ越しサービス]では、キャッシュ系プラグインは、基本的に移転しません。
その理由は、
- キャッシュ系プラグインをそのまま移転すると、移転先サーバーで正しく動かないことがある
- キャッシュ(cache)そのものは、一時的なもの、一定時間経過したら消えるものなので、移転する必要がないが、それが、プラグインのディレクトリ(フォルダ)に保存されていることがある(プログラムとキャッシュデータの切り分けに時間がかかってしまう)
- キャッシュ系プラグインを複数使っていると(過去に複数同時に使ったことがあると)、相互に影響を及ぼし合って、逆に遅くなっていることも多いので、WordPress移行を機に、いったんリセットした方がすっきりする
からです。
新サーバーへWordPress移行後、キャッシュ系プラグインがまったくない状態でWebサイトを運営してみて、それでも遅いと感じられたら、改めてインストール&設定すればよいだけですし、その方がキャッシュの効果を体感できると思われます。
高性能サーバーへのWordPress移行なら、キャッシュ系プラグインを入れないという選択肢も
これまで、たくさんのWordPressサイトを移行してきましたが、高性能サーバーへの移転を希望されるお客様ほど、
- たくさんのキャッシュ系プラグインがインストールされ
- そのうちのいくつかが有効で
- さらに停止中のプラグインもいくつか残っている
ということが多い気がします。
[サーバー移行のための現況調査&プラン作成&お見積り]の現況調査で、お尋ねしたところ、
遅いので、使ってみて、まだ遅いので、別のものを使ってみて、ということを繰り返していた
とのことでした。
中には、そのせいで、サーバーの容量が満杯になってしまったお客様もいらっしゃいました。
高性能サーバーに移転すれば、処理速度が上がり、回線も余裕ができることから、表示スピードもアップしますので、しばらくは、キャッシュ系プラグインを使わなくても、十分、快適と思われます。
その間に、キャッシュ系プラグインをじっくり吟味しておいて、必要になったら、厳選したものを1つだけ使う、という使い方がおすすめです。