ホームページ制作料金見積書の見方
ホームページ制作会社に制作料金の見積もりを依頼した際、提供される見積書には、いくつかのパターンがあります。
見積書形式(1)
一番よく見かけるのは、下記のような見積書です。
項目 | 単価 | 個数 | 金額 |
基本料 | xxxxx円 | 1 | xxxxx円 |
トップページ | xxxxx円 | 1 | xxxxx円 |
ページ | xxxxx円 | 10 | xxxxx円 |
CGI設置 | xxxxx円 | 1 | xxxxx円 |
フラッシュ | xxxxx円 | 3 | xxxxx円 |
このうち、基本料というのは、コンセプトを決めたりとか、全体的なデザインを決めたりとか、レアウトを作成したりする料金。トップページは、一番力を入れるので、別料金。あとは、1ページのボリュームの増減があるとしても、平均でいくらという料金。ホームページ制作ソフトでホームページを作成する会社の見積書に多い形式です。
シンプルでわかりやすいのですが、こういった見積もりでホームページを作る場合、ページを増やせば増やすほど料金がかさみますので、発注者側としては、できるだけページ数を減らすことを考えてしまいがちです。
期間限定のキャンペーンサイトのような、クオリティ重視で、ページ数はそれほど多くないというサイトでしたら問題ないのですが、それ以外の、一般のビジネス用ホームページでは、ページ数が少ないのはマイナス面の方が多いので、注意が必要です。
見積書形式(2)
ホームページを、CMS(コンテンツ管理システム)を使って制作する会社で多いのは、下記のような見積書です。
項目 | 単価 | 個数 | 金額 |
CMS設置、設定 | xxxxx円 | 1 | xxxxx円 |
全体構成設計、設定 | xxxxx円 | 1 | xxxxx円 |
デザイン、画像部品制作 | xxxxx円 | 1 | xxxxx円 |
テンプレート:トップページ | xxxxx円 | 1 | xxxxx円 |
テンプレート:固定ページ(会社案内等) | xxxxx円 | 1 | xxxxx円 |
テンプレート:どんどん増やしていくページ(商品情報等) | xxxxx円 | 1 | xxxxx円 |
テンプレート:一覧ページ(商品一覧等) | xxxxx円 | 1 | xxxxx円 |
テンプレート:共通部品、スタイルシート | xxxxx円 | 1 | xxxxx円 |
初期コンテンツ制作 | xxxxx円 | 10 | xxxxx円 |
CGI設置 | xxxxx円 | 1 | xxxxx円 |
フラッシュ | xxxxx円 | 3 | xxxxx円 |
操作手順書 | xxxxx円 | 1 | xxxxx円 |
操作方法説明 | xxxxx円 | 1 | xxxxx円 |
このうち、全体構成設計、設定とデザイン、画像部品制作は、(1)の基本料同様、コンセプトを決めたりとか、全体的なデザインを決めたりとか、レアウトを作成したりする料金。テンプレートは、ホームページの骨組みの料金です。CMSで制作するホームページは、基本的に発注者がコンテンツを制作&登録しますが、初期のコンテンツだけは、制作会社に任せ、それを具体例として、操作方法の説明を受けることが多いです。
操作方法の説明以降は、コンテンツの制作&登録を発注者が引き継ぎ、以降は自社でどんどんページを増やしていけますので、ページ数が増えても料金が増加することはありません。
項目が整理されていて丁寧な見積もりなのですが、お客様にとって見慣れない言葉が並んでいることから、わかりにくいとの声も少なくないようです。
見積書形式(3)
もう1つは、下記のようなシンプルな見積書です。
項目 | 単価 | 個数 | 金額 |
パッケージ料金 | xxxxx円 | 1 | xxxxx円 |
オプション料金 | xxxxx円 | 1 | xxxxx円 |
ホームページ制作に最低限必要な項目はパッケージとしてまとめ、それ以上の内容はオプションで対応する形式です。パッケージの内容をご理解いただければ、見積書はシンプルでわかりやすいのが良い、という発想です。
※このページの内容は、[ホームページ引っ越しサービス]を運営しているサーブ代表・山田の、著書、コラム、講習、個別相談、メールマガジン等の内容を再編集したものです。