PostgreSQLからMySQLへの移行は簡単?
あるシステム(アプリケーションプログラム)を使用してサイトを構築しているお客様から、そのシステムごと別のレンタルサーバーに移転したいとのお話があり、調査したところ、データベースはPostgreSQLでした。
ところが、そのお客様が希望している移転先サーバーは、MySQLしか対応していません。
この場合、選択肢としては、
- PostgreSQLに対応しているレンタルサーバーへ移転する
- PostgreSQLをMySQLに移行し、システムをMySQLで動かす
の2つがあり、お客様は後者を希望されたのですが、当社は前者を強くお勧めしました。
今回は、その理由をご紹介します。
PostgreSQLをMySQLに移行するときの手順
データベースのPostgreSQLで動いているシステムを、MySQLで動かすために移行する手順は、おおよそ、次の通りです。
- PostgreSQLのデータを、エクスポート
- エクスポートしたデータを、必要に応じて一部変更
- そのデータを、MySQLへインポート
- システム(アプリケーションプログラム)の設定値を、PostgreSQLからMySQLに変更
- MySQLの内容を、必要に応じて一部変更
- システム(アプリケーションプログラム)を、必要に応じて一部変更
一見すると、簡単そうに見えるかもしれません。
ただ実際には、「一部変更」が何と何なのか、変更することによってどこまで影響するのか、開発者自身ならすぐにわかるかもしれませんが、第三者には不明で、事前にプログラムを全部調べるわけにもいきませんので、結局のところ「やってみて、問題が出たら随時対応するしかない」「トータルでどれくらいの時間がかかるのか、やってみなければわからない」とうのが正直なところです。
他に選択肢が無ければ、PostgreSQLをMySQLに移行するしかありませんが、もっと早くて確実な方法があるのですから、そちらをお勧めしています。