ホームページって必要なの?

いただいた名刺に、ときどき、ホームページのURLが無い方がいらっしゃいます。

ホームページがあっても、そのURLに、「~」(チルダ:波線符号)が付いている方もいらっしゃいます。

メールアドレスの、@の後ろが、プロバイダーやケーブルテレビ会社のドメインという方もいらっしゃいます。

いずれも、個人的な名刺でなく、ビジネス用の名刺です。
皆さん、個人的には、普通にインターネットを使っておられるようです。

そこで、さりげなく聞いてみます。

「ホームページは・・・?」

そして、ほとんど同じ答えが返ってきます。

うちのお客さんは、ホームページなんか見ないですから~
このメールアドレスで、何も困っていませんから~

確かに、ホームページの必要性を感じないビジネスは、たくさんあります。

たとえば、近所で評判の歯医者さん。同じ場所で何十年もやっているので、ほとんどがリピートの患者さん。わざわざホームページは見ないでしょう。

でも、初めての患者さんの何割かは、診療時間を確認したり、電話番号を調べるために、ホームページにアクセスしているはずです。リピートの患者さんで診察券を無くした方の何割かも、同様でしょう。

たとえば、ある資産家に信頼され、もう何年もその方の不動産管理の全てを任されていて、それだけでけっこうなビジネスになっている不動産会社。その資産家がホームページを見ることは無いでしょう。

ただ、その資産家の親族や知人の何割かは、インターネットでその不動産会社のことを調べている可能性大です。

たとえば、紹介でクライアントを増やし続けている弁護士・税理士・弁理士・司法書士・行政書士等の士業の先生。既存のクライアントがホームページを見ることはほとんど無いかもしれません。

でも、その紹介された方は、ほぼ間違いなく、ホームページにアクセスして確認しているはずです。

いずれも、目の前にいるお客様のことだけを考えれば、ホームページが無くても、それほど支障はないと思われるかもしれません。

しかし、今の時代、外から見ると、ビジネス用のホームページが無いのは、電話やFAXが無いのと同じくらいの違和感があります。URLに「~」(チルダ:波線符号)が付いていたり、メールアドレスがプロバイダーやケーブルテレビ会社のドメインというのは、はるか昔の、呼び出し電話のイメージです。

いずれも、本人の意識に関係なく、「インターネットお断り」と宣言しているようなものです。

今のお客様の周りの人達とか、初めてのお客様のことを考えると、貴社のホームページが必要無いと思っているのは、実は、あなただけかもしれません

予算の都合がつかなければ、激安のレンタルサーバーに、激安のホームーページでもかまいませんので、最低限、独自ドメインのホームページを開設し、メールアドレスもそのドメインにされることを、強くおすすめします。

※このページの内容は、[ホームページ引っ越しサービス]を運営しているサーブ代表・山田の、著書、コラム、講習、個別相談、メールマガジン等の内容を再編集したものです。