ホームページ制作費無料の注意点
ホームページ制作会社をインターネットで探すと、「制作費無料」とか「初期費用0円」という会社を見かけます。初期費用無しで、ホームページを新しく作ったり、全面リニューアルできるのですから、非常に魅力的なプランだと思います。
ただ、そういったプランを選ぶ際に、注意しておきたいことがあります。
それは、購入ではなく、リースまたはレンタルです
初期費用無しで、契約期間中、料金を払い続けるというプランは、名目は何であれ、リース契約またはレンタル契約です。
コピー機などのリース契約では、初めからリース、つまり、一定期間借りているということを納得して契約しますが、ホームページの場合は、自社の情報が掲載されているせいでしょうか、意外に、自社の所有物という意識で契約する方が多いようです。
リース契約（レンタル契約）ですから、一定期間はやめることはできませんし、仮にやめることができたとしても、契約をやめればホームページは無くなります。しかも、コピー機のリースの違って、基本契約期間がないことが多いので、基本契約期間が過ぎたら安く延長するとか、激安で買い取るとかもできません。永遠に同じ金額を払いつづけなければならないということです。ぜひ契約前にご確認ください。
トータル、いくら支払うのか？
ホームページは、電話やFAXと同様、ビジネスに欠くことができないツールです。したがって、ビジネスが続く限り、公開し続けることになります。
そこでたとえば、初期費用0円、1ヶ月1万円の契約を結んだとしましょう。
トータルの支払額は、1年で12万円、3年で36万円という計算になります。
しかも、通常、更新（ページの追加・変更・削除）は別料金ですので、何か変更しようとするたびに料金が発生します。
逆に、更新料を惜しんで、3年間何も更新しないと、誰の目にも触れないゴーストタウンのようなホームページを維持するために、3年間払い続けるということになります。
（誰も使わなくて埃りを被ったコピー機のリース料を、契約満了まで払い続けるようなものです。）
こういったことを納得したうえで、初期費用無料のプランを選ぶのであれば、特に問題ありません。（初期費用を抑えられるのは、やはり魅力的ですよね。）
そうでない場合は、いま一度、トータルコストを計算してみることを、おすすめします。
※このページの内容は、［ホームページ引っ越しサービス］を運営しているサーブ代表・山田の、著書、コラム、講習、個別相談、メールマガジン等の内容を再編集したものです。