古いCMS移行のリスク

CMS(Contents Management System:コンテンツ管理システム)で制作・管理されているWebサイト(ホームページ)を、別のサーバーに移行する際、

そのCMSが、制作会社独自のもので、汎用的でない(CMSとして市販されていない)場合は、さまざまな問題があることを、これまで何度かお伝えしてきました。

汎用でないCMSを使うリスク

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ホームページ制作費無料の注意点

制作会社独自のCMSから脱出

裏を返すと、汎用的なCMS(CMSとして市販/無料配布されているもの)で制作・管理されているWebサイトなら、別のサーバーに移行するのも問題が少ないということなのですが、

先日、リスクが大きすぎて(技術的には不可能ではないが、対応費用が高くなりすぎたため)移行を見送ったケースがありましたので、ご紹介します。

古い環境で動いている古いCMS

現行サイトの概要は、次の通りです。

  • 汎用的なCMSの旧バージョン(12年以上前のもの)を使って制作・管理
  • PHP 5.3
  • MySQL 5.0.x(MySQL内で全角文字は全て文字化け)

一般に、CMSは、現行バージョンのまま移行することが多いのですが、PHPはともかく、2018年現在、新規に契約できるレンタルサーバーで、MySQL 5.0.x のものは、見当たりませんでした。
さらに文字化けの問題もあります。

もし仮に、古いバージョンのCMSを、新しいMySQLで動かすとしたら、CMS自体の修正が必要になるでしょう。

そういった場合、CMSを最新バージョンにしてから移行するという手もあり、WordPressやMovableTypeの移行では、ときどき行うのですが、

その汎用的なCMSは、過去12年の間に大きなバージョンアップが何度かあったようで、12年前のバージョンを最新アージョンにするのは、(WordPressやMovableTypeのように、過去のバージョンが入手でき、且つ、新旧変換ツールが組み込まれていれば別ですが)極めてリスキーです。

その汎用的なCMS自体が、PHPで書かれていますので、修正しようと思えば、新しいMySQL対応も含め、修正できなくないでしょう。
ただ、それなりの時間がかかることは間違いありません。
同じ費用をかけるのであれば、この機に、より汎用的なCMSでリニューアルした方が、将来的に安心なのは間違いありません。

ふだん、CMSを使ってWebサイトを管理しているときは、バージョンが古いことはほとんど気になりませんし、気にし過ぎる必要ないのですが、どんなに少なくとも1年に1回くらいはチェックして、大きなバージョンアップがあったときは、しっかり対応しておかないと、何年か後(今回は12年後)に、リニューアルしか手が無いという状況になってしまいますので、ご注意ください。